骨粗鬆症
〜〜知らない間に徐々に進行します〜〜


■ 女性は閉経前後より骨量が急激に減少します

丈夫で健康な骨では,骨を作る「骨形成」と骨を壊す「骨吸収」とがバランスよく繰り返されています。しかし,女性は閉経前後から女性ホルモンの分泌が減少することにより骨吸収が骨形成を上回るため,骨量が急激に減少しやすい状態になります。
この状態が続くと丈夫だった骨もやがてはもろくなり,つまずいた程度で骨折してしまうことになります。このような状態が「骨粗鬆症」です。


■ 自覚症状なくジワジワ進行します

65歳以上の女性の2人に1人は骨量が減少した「骨粗鬆症」であると言われています。骨量の減少は自覚症状を伴わずジワジワ進行するため、国では40歳,50歳の節目に骨がどの程度もろくなっているかを調べることが重要であるとして検診を薦めています。ここ高崎市でも高崎市民の検診「みどりの検診」の骨量検診があり対象者の場合には1,000円の自己負担で検査できます。この他群馬県内の市町村で実施している住民検診でも実施していますので,お住まいの市町村へお尋ねください。
「みどりの検診」については赤城クリニックのホームページにも掲載していますのでご覧ください。

■ まずは検査を…検査は簡単です

超音波やレントゲンを用いた骨量測定や尿検査で骨の強度を測定する検査などがありますが,どの検査も痛みはなくすぐに結果が出ますので,上記の検診を実施するか,かかりつけのお医者さんにご相談ください。


■ 骨粗鬆症を防ぐには生活習慣が大切です

◆カルシウムは1日に600〜800ミリグラムの摂取が必要です。
体内のカルシウムの99%が骨に貯えられ,残り1%が血液中にあります。 
しかし,カルシウムの摂取量が少なく,血液中のカルシウムが不足すると,骨の中のカルシウムを溶かし血液中に補給します。カルシウムの摂取量が少ないと骨の中のカルシウムがどんどん減少し,骨がもろくなってしまいます。
したがって,カルシウムを豊富に含む食品を摂るよう心掛けましょう。

 《カルシウムが豊富な食品》
牛乳200ml(コップ1杯) 200mg
プロセスチーズ40g 250mg
木綿豆腐150g(半丁) 180mg
いわし丸干し20g 280mg
煮干し10g 220mg
ひじき(乾燥)10g 140mg
小松菜(ゆで)50g 105mg
■ カルシウムの吸収を助けるビタミンDも摂りましょう。

高齢になるとカルシウムの吸収が悪くなります。そこで,カルシウムの吸収を助けるビタミンDの摂取が必要になります。ビタミンDは日光浴により皮膚でも作られますので,天気の良い日は日光に当たることも必要です。

 《ビタミンDが豊富な食品》(大人が1日に必要な量は100単位)
かれい200g(中1匹) 1840単位
塩ザケ50g(切身1切れ) 800単位
うなぎの蒲焼75g(半串) 570単位
黒きくらげ1g(乾燥1ケ) 38単位
干し椎茸1g(1ケ)が 6.4単位
真アジ生(中1匹) 95単位
■ 毎日の運動習慣を身につけましょう。

骨への刺激によって骨はカルシウムを蓄積します。
毎日,女性は8,000歩,男性は9,000歩を目安に歩くようにしましょう。

2004/04/21