肺炎球菌ワクチンについて


■ 肺炎は、日本人の死因の第4位です

日本人の死因の第1位が「がん」です。第2位が「心疾患」。3位が「脳血管疾患」です。4位が「肺炎」です。その肺炎による全死亡者数の95%が65歳以上の高齢者です。


■ 肺炎で一番多い病原菌は、肺炎球菌です

肺炎の病原菌で一番多いのが全体の28%を占める肺炎球菌です。次いで、7.5%のインフエンザ菌です。


■ 肺炎の予防を心がけましょう
  1. 規則正しい健康的な生活
  2. 禁煙
  3. 誤飲を防ぐ
  4. 口の中は清潔に
  5. 基礎疾患を治療する
  6. ワクチンの予防接種

■ 肺炎球菌ワクチンとは

特徴
肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し重症化を防ぎます
(すべての肺炎を予防するものではありません)
  • 接種してから免疫(抗体)ができるまで、平均でおよそ3週間かかります。
  • 1回の接種で5年以上免疫が持続するといわれています。
  • 季節を問わず接種可能です。
  • ワクチンの成分が原因で肺炎球菌による感染症を引き起こすことはありません。
  • 接種後、注射部位の腫れ、痛み、発熱などがみられることがありますが、通常2〜3日で治ります。
  • 2歳以上の脾臓摘出を受けた方は健康保険が適用されます。それ以外の方は自費診療となります。

■ インフルエンザワクチンもあわせて接種すると効果的

● 健康な高齢者
インフルエンザワクチンとの併用で、肺炎球菌性肺炎による入院が36%減少、死亡率が57%減少したという報告があります。

● 寝たきりの人
インフルエンザワクチンとの併用で、肺炎による入院回数が半分になるという報告があります。

● 接種問題について
一般的には、それぞれのワクチンは6日以上の間隔をあけて接種すべきとされていますが、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができます。


■ こんな方に肺炎球菌ワクチンの接種が奨められています
  • 65歳以上の方
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さん
  • 糖尿病の患者さん
  • 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
  • 慢性心疾患の方
  • 病気や免疫抑制療法のため感染症にかかりやすい方
  • 肝硬変など慢性肝疾患の方
  • 脾臓摘出などで脾機能不全のある方

■ 肺炎球菌ワクチンの接種にあたって

5年以内に再接種をすると、注射部の痛みなどの副作用が強く出ることがあるため、再接種をおこなう場合は十分な間隔を確保して行う必要があります。

こんな方は接種を受けることはできません
  • 接種当日、明らかな発熱のある方
  • 2歳未満の方
  • 重い急性の病気にかかっている方


2010/11/25