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Dialysis center
透析センターについて
南側がガラス張りでとても明るい透析室です。天井も高く開放感がありますので
のびのびと気持ちよく、リラックスした状態でお過ごしいただけます。
床も丈夫でスタッフが歩いても足音が響きません。静かに穏やかな空間に
南国調の絵画がまるでリゾートで過ごしているかのように感じさせてくれます。

当クリニックの透析室は、第1透析室と第2透析室の二つのフロアーに分かれています。

第1透析室のベット数は、19床です。水道水中の不純物を取り除き、
水を浄化して精製するRO装置で透析用水を製造し、この透析用水を用いて、
原液粉末を溶解して作成された2種類の透析用濃縮液(A原液、B原液)を透析用水で希釈、
混合して透析液をつくる多人数用透析液供給装置(セントラル)から成る、
透析用監視装置19台となっています。
第2透析室のベット数は、12床です。RO装置を備え、すべてが、個人用透析装置です。
当クリニックでは、血液透析(HD)のほかに、血液濾過透析[HDF;off-line-HDF(サブラッド、AFBF)、on-line-HDF] にも対応しており、患者さんに適した治療を目指しています。
血液透析(HD)とは、体外に取り出した血液を透析器(ダイアライザ)に通すことによって血液中の不要な老廃物や水分を取り除き、血液をきれいにする治療法です。
血液濾過透析(HDF)とは、血液透析と血液濾過を同時に行う治療法で、体にたまった大きな物質の除去に優れています。HDFでは、治療中の血圧低下を起こしにくいため、透析困難症の治療にも向いています。ほかに関節痛、イライラ感、かゆみ、食欲不振などの改善にも効果が期待できます。
専任の臨床工学士により、装置の保守管理、安全管理を行い透析液の清浄化にも努め、安全性の向上を目指し、積極的にon-line-HDFの治療に取り組んでいます。

また、透析を行う上で透析液の清浄化は非常に重要なものとなります。当クリニックでは透析液清浄化ガイドラインをもとに透析液および透析用水の清浄度を定期的にモニタリングし、水質の管理にあたっています。
血液透析(HD) 血液濾過透析(HDF)
透析装置
当院の透析監視装置すべてにおいて、エンドトキシンカットフィルターが装着され、透析液の清浄化がはかられています。
  • JMS多用途透析装置 GC-X01
日機装 個人用多用途透析装置
DBG-03(12台)
快適な治療を安全で確実な操作環境を実現した透析装置です。HD、HDF、HF、オンラインHDFなど様々な治療モードに対応し、オンライン補充液によるプライミンク・返血も可能です。

―清浄化―
操作性と高次元に融合する清浄化機構として原液洗浄ノズル、クリーンカップリング、多彩な洗浄消毒機能、微粒子ろ過フィルタを有する。

―操作性―
多用途ながらシンプル設計されており画面上のステータスアイコン、血液判別機能、オートレスポンスセンサ、容易な原液切替、ABF対応、緊急補液機能を有しています。

―安全性―
確率された安全機能として除水制御監視機能、補液バランス制御システム、TMP自動追従監視機能、停電時動作機能を有している。

―モニタリング機能―
内臓するBV計は、透析治療中の患者さんの測定開始時時点を基準とした循環血液量変化率を非観血的・連続的にモニターします。(循環血液量変化率モニタ、バスキュラーアクセス再循環率測定)
  • JMS多用途透析装置 GC-110N
  • 定速濾過と定圧濾過
  • Qsコントロール機能
  • 通常透析とI-HDFによるBV変化の比較
JMS多用途透析装置
GC-110N
GC-110Nは、当時、世界初の技術である逆濾過透析液を用いた自動機能を搭載しています。
各機能は、治験を経て安全性・有効性が確認され厚生労働省より2005年に新医療機器として承認された透析装置です。JMS透析用コンソールGC-110Nの特徴は、多彩なHDF療法への対応やさまざまな安全機構を装備しています。
自動化機能としては、プライミングだけではなく、AV自動脱血、AV自動返血を安全に施行する事が可能です。
オンラインHDFは、定速濾過法で行われる方法が一般的ですが、透析膜の透水性能の低下により、TMPが徐々に上昇するため、TMPの監視と適正なQsの設定が必要となります。定圧濾過法は、あらかじめ設定したTMPを一定に保持するよう、Qsを自動的に制御(Qsコントロール機能)しますので、過大な濾過によるリスクを低減させることが可能となり今後、期待されている機能です。

I-HDF療法で期待される効果ですが、逆濾過透析液を定期的に注入し回収する特性を生かし透析膜の洗浄や組織側からの洗い出しなどの期待される効果によるクリアランスの向上が期待できます。また、循環動態の安定化による血圧低下防止などにも効果が期待されています。
I-HDF療法の期待される効果
  • JMS多用途透析装置 GC-X01
  • 脱血不良・返血閉塞検知器
  • ヘマトクリット測定装置
JMS多用途透析装置
GC-X01
JMS透析用コンソールGC-X01の特徴は、GC-110Nの機能を更に磨きをかけより強化された装置です。多彩な血液透析濾過(HDF)療法への対応やさまざまな安全機構を装備し、モニタリング機能も充実しています。
《オンラインHDF》〈Qsコントロール〉
フィルター膜面にかかる圧力が常に一定となるよう補充液の流量を自動制御することで過度な圧力上昇を防ぎ、より安全にオンラインHDFを施行するための機能です。
《I-HDF》
透析膜を介し逆ろ過透析液を間歇的に補充するHDF療法です。
従来の血液透析と比較し、定期的に行われる補液により末梢循環が改善され、除水に伴う循環血漿量減少による血圧低下を予防できることが期待されます。
《ハイブリットHDF》
オンラインHDFとI-HDFを組み合わせた治療モードです。
オンラインHDFの施行中にI-HDFを行う事で、透析膜性能の経時劣化を抑制する効果や透析効率の向上が期待できます。
《ヘマトクリット測定機能》
ヘマトクリットと循環血液量変化率(⊿BV%)を連続的に測定する機能です。
※BVプロ機能 循環血液量変化率(⊿BV%)を常時監視し除水速度や補液などの自動制御を行なうことで、理想的な除水をすることが期待できます。
※測定できる項目※
ヘマトクリット値(Ht)、循環血液量変化率(%BV⊿)、酸素飽和度(Sat%)、Plasma Refilling Rate(PRR)
《緊急時返血機能》
災害時の停電や、透析液の供給が停止した場合においても、装置内の透析液を用いて速やかに安全に自動返血を行う事が可能な機能です。
  • RO装置
  • RO水配管
  • RO水配管
 
RO装置
JMS透析用水処理装置ピュアフローは、原水の変動でRO水が影響を受けにくい高性能逆濾過浸透装置です。
配管は、デットスペースを排除し、接続部位を最小としRO水ラインは、すべて高品質な高品質ポリプロピレン樹脂を採用し、配管の段差を最小限とすることで汚染の低減化を図っています。
RO水配管のデッドスペースの排除と、薬液を用いた多彩な洗浄・消毒システムで装置内の洗浄度を維持します。安全性の追求として、バイパス運転を極力防ぐため、ポンプバックアップを有しています。各ポンプのトラブル時でも簡便かつ速やかにバックアップを行い、安全にRO水を供給する事が出来ます。
  • 透析用水・透析液 供給配管の見直し
  • ピュアフロー特徴
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