目標値 | コメント | 注意点 | 薬 | |
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①TP(総タンパク) | 目標値6.5~8.0g/dl | コメント栄養状態を表す。血液中のタンパクの総称。 | 注意点 | 薬 |
②Alb(アルブミン) | 目標値3.5~4.0g/dl | コメント栄養状態を表す。総タンパクの約67%を占めるタンパク。 低栄養や肝障害で低下する。 |
注意点低:栄養摂取不足・水分過剰による血液希釈 高:血液濃縮・脱水 |
薬低い場合透析中にキドミンなどの点滴 経腸栄養剤エンシュアなどの摂取 |
③BUN(尿素窒素) | 目標値40~90mg/dl | コメントたんぱく質の老廃物の量を示す値 食事が大きく影響する。透析が効果的に 行われているかの判断となる。 |
注意点たんぱく質の摂り過ぎや、透析が不十分で あると上昇する。 |
薬 |
④Na(ナトリウム) | 目標値135~145mEq/l | コメント血液中のナトリウム量を示す値 体内の水分量と深く関係する。 |
注意点食塩を採り過ぎるとむくみの原因となる。 | 薬 |
⑤K(カリウム) | 目標値4.0~6.0mEq/l | コメント血液中のカリウム量を示す値 カリウムを多く含む食品の量的判断 |
注意点高いと危険な不整脈を引き起こし、突然死の 要因となる。カリウムの多い食品の摂り過ぎ注意 |
薬ケイキサレート・アーガメイトゼリーなど |
⑥補Ca(ほせいカルシウム) | 目標値8.4~10.0mg/dl | コメント栄養状態を考慮した上での血液中のカルシウムの値 | 注意点低くても高くても要注意 | 薬アルファロールカプセル・ロカルトロールカプセルなど |
⑦IP(リン) | 目標値3.5~6.0mg/dl | コメント血液中のリンの値 腎不全では尿からの排泄が出来ないので、高値と なる。高いままだと骨がもろくなったり、血管の 石灰化がすすむ。 |
注意点リンの高い食品の摂り過ぎ注意 | 薬カルタン・ホスレノール・リオナ・レナジェル キックリン・ピートルなど |
⑧Ht(ヘマトクリット) | 目標値30.0~35.0% | コメント血液中における赤血球の占める割合(%)を 表し、貧血の程度を表す。 |
注意点 | 薬エポエチンα・ネスプ・ミルセラなど (透析終了時に入る注射薬) |
・ALP(アルカリフォスファターゼ) | 目標値110~360単位 | コメント骨変化がある場合や肝障害で肝細胞が 壊れた場合などで上昇する。 |
注意点 | 薬 |
・i-PTH(副甲状腺ホルモン) | 目標値60~180pg/ml | コメント骨のカルシウムを血液の方へ移動させる作用がある。 高すぎると骨が弱くなる。 二次性副甲状腺機能亢進症の指標となる。 |
注意点 | 薬ロカルトロール・オキサロール (透析終了時に入る注射薬) レグパラ |
・UA(尿酸) | 目標値3.0~7.0mg/dl | コメント痛風の原因になる。 | 注意点 | 薬ザイロリック・フェプリク |
・Cre(クレアチニン) | 目標値10~15mg/dl | コメント筋肉からつくられる老廃物の量を示す値 腎機能・透析量の判断となる。 |
注意点高い場合は透析不足 | 薬 |
・グレゴアルブミン | 目標値20~24% | コメント糖尿病関連の指標 | 注意点高い場合、血糖コントロールが必要 | 薬糖尿病薬・注射薬 |
・血清鉄 | 目標値50~100μg/dl | コメント赤血球をつくるのに必要な鉄分の量を示す値 | 注意点不足すると貧血になる。 | 薬フェジン (透析中または終了時に入る注射薬) |
・血清フェリチン | 目標値100ng/ml以上 | コメント体内に蓄えられた鉄(貯蔵鉄)の値 | 注意点不足すると貧血になる。 | 薬 |