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Dialysis center
透析について
こちらのページでは透析に付随する様々な知識を詳しく説明しています。
各項目をクリックすると詳細ページへジャンプします。
正しい知識で透析としっかり向き合いましょう。
より良い透析生活を送るためには、自己管理が大変重要です。
当院では、月2回血液検査を行っております。その時に配布されるグラフ
について説明します。参考にしてみてください。ちなみにグラフの数値は
透析前の値になり、透析患者さんを基準としたものです。
水色の枠に入るきれいな八角形が理想的です。
グラフ
  目標値 コメント 注意点
TP(総タンパク) 目標値6.5~8.0g/dl コメント栄養状態を表す。血液中のタンパクの総称。 注意点
Alb(アルブミン) 目標値3.5~4.0g/dl コメント栄養状態を表す。総タンパクの約67%を占めるタンパク。
低栄養や肝障害で低下する。
注意点低:栄養摂取不足・水分過剰による血液希釈
高:血液濃縮・脱水
低い場合透析中にキドミンなどの点滴
経腸栄養剤エンシュアなどの摂取
BUN(尿素窒素) 目標値40~90mg/dl コメントたんぱく質の老廃物の量を示す値
食事が大きく影響する。透析が効果的に
行われているかの判断となる。
注意点たんぱく質の摂り過ぎや、透析が不十分で
あると上昇する。
Na(ナトリウム) 目標値135~145mEq/l コメント血液中のナトリウム量を示す値
体内の水分量と深く関係する。
注意点食塩を採り過ぎるとむくみの原因となる。
K(カリウム) 目標値4.0~6.0mEq/l コメント血液中のカリウム量を示す値
カリウムを多く含む食品の量的判断
注意点高いと危険な不整脈を引き起こし、突然死
要因となる。カリウムの多い食品の摂り過ぎ注意
ケイキサレート・アーガメイトゼリーなど
補Ca(ほせいカルシウム) 目標値8.4~10.0mg/dl コメント栄養状態を考慮した上での血液中のカルシウムの値 注意点低くても高くても要注意 アルファロールカプセル・ロカルトロールカプセルなど
IP(リン) 目標値3.5~6.0mg/dl コメント血液中のリンの値
腎不全では尿からの排泄が出来ないので、高値と
なる。高いままだと骨がもろくなったり、血管の
石灰化がすすむ。
注意点リンの高い食品の摂り過ぎ注意 カルタン・ホスレノール・リオナ・レナジェル
キックリン・ピートルなど
Ht(ヘマトクリット) 目標値30.0~35.0% コメント血液中における赤血球の占める割合(%)を
表し、貧血の程度を表す。
注意点 エポエチンα・ネスプ・ミルセラなど
(透析終了時に入る注射薬)
<その他>
・ALP(アルカリフォスファターゼ) 目標値110~360単位 コメント骨変化がある場合や肝障害で肝細胞が
壊れた場合などで上昇する。
注意点
・i-PTH(副甲状腺ホルモン) 目標値60~180pg/ml コメント骨のカルシウムを血液の方へ移動させる作用がある。
高すぎると骨が弱くなる。
二次性副甲状腺機能亢進症の指標となる。
注意点 ロカルトロール・オキサロール
(透析終了時に入る注射薬)
レグパラ
・UA(尿酸) 目標値3.0~7.0mg/dl コメント痛風の原因になる。 注意点 ザイロリック・フェプリク
・Cre(クレアチニン) 目標値10~15mg/dl コメント筋肉からつくられる老廃物の量を示す値
腎機能・透析量の判断となる。
注意点高い場合は透析不足
・グレゴアルブミン 目標値20~24% コメント糖尿病関連の指標 注意点高い場合、血糖コントロールが必要 糖尿病薬・注射薬
・血清鉄 目標値50~100μg/dl コメント赤血球をつくるのに必要な鉄分の量を示す値 注意点不足すると貧血になる。 フェジン
(透析中または終了時に入る注射薬)
・血清フェリチン 目標値100ng/ml以上 コメント体内に蓄えられた鉄(貯蔵鉄)の値 注意点不足すると貧血になる。
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